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自分の価値を可視化!転職しなくても履歴書・職務経歴書は最新にするのが吉

毎日毎日、仕事、忙しいですよね。

やらなければいけないことも頼まれていることもいっぱい・・・気がついたら今の会社や部署にきて◯年?あれ・・・そういえば何やってきたっけ。あの仕事を受注ときは嬉しかったな~でも、どうやってとったんだっけ。何か色々工夫したり頑張った気がするけど、忘れてきちゃったなあ・・・

 

はい!!もったいない!!!!それ、最高にもったいないです!!!!

 

というわけで、今日は働いている方、特に今の会社や部署に来て1年以上経つ方に、是非やっていただきたいことについてです。

一度、履歴書・職務経歴書を作ってみていただきたいのです。

 

言語化しないとあなたの長所は見えない

転職する気もないのに何故作るのか?それは、社内でチャンスが来た時、はたまた転職したいと思ってから作るのでは遅く、また、忘れるからです。

私達は日々、試行錯誤しながら、仕事をしています。しかし、それはきちんと言語化して記録しないと忘れていきます。例えば前職、私は北海道から九州まで、100名規模の新卒採用を一人で担当していました。これはすぐ思い出せるし、書けます。しかし、それを達成するために具体的に何をしたのか。その行動からわかる自分の強みは何なのか。その他にも、自分がすごいと言えそうなところはないか。。。

こういったことは時間をとって考え、かつ、書き出してみないと分かりません。

そして、異動や転職の時にプレゼンの必要のでる自分の価値というのは、結局はこの部分なのです。例えば

 

■100名規模の新卒採用を達成するにあたり行ったこと

・採用率を上げるため、新卒採用を有期雇用から無期雇用に変更する企画書を役員に提出し、承認(同業他社の情報を集め比較し、他社は既に取り組んでおり、リスクよりもメリットのほうが大きい事をプレゼン)雇用形態を正社員にしたことで学校やハローワークからのイメージが変わり、50人で頭打ちになっていた採用数を、翌年100名まで引き上げた。

・面接官マニュアルやリクルーターマニュアルを作成し、全国の面接に関わる担当に展開。それまでは面接官任せで面接していたため、学生から「ネガティブなことをいわれモチベーションが下がった」等の意見が出ていた。マニュアルを開始してからは「社員がとてもフレンドリーな会社」と言われるようになり、選考の参加率◯%上がった。

→問題を抽出し、改善案を企画実行するのが得意

■その他、アピールできそうなこと

・週3~5の出張をこなしながら、企画や内定者フォロー等も行った。面接の書類準備や面接調整等の事務はマニュアル化し事務担当に任せるフローを作った。

→業務の効率化ができる、フロー化できる。また、週3~5の出張を余裕でこなす体力と根性がある

・そもそも採用担当は初めてだったが、本を読んだり他社人事との交流会に参加し、どんな採用手法があるのかの情報を自分で仕入れ、それまでの担当がやっていなかったことも取り入れた(割愛しますが、一つ一つ具体例も上げるのがポイント)

→未知の業務でも自分で調べて追いつける。今までやっていなかったことも、達成のために目を向けられる

 

・・・など。こうしてまとめておくと、いざ自分の強みは何なのか、と問われた時にさっと出すことができますし、何か素敵な公募や求人のチャンスがあった時に「これは自分に向いているのでは?」というアンテナに引っかかりやすくもなります。(ちなみにそのまま面接対策にもなります)

逆に、言語化していないと、「何かプレゼンが得意な気がする」「事務でコツコツやるのが好きな気がする」というあまり相手に響かないPRになりがちです。

 

オススメは評価面談のタイミング

とはいえ、中々何のきっかけもなしに作るのは面倒ですよね。そこでオススメがあります。多くの会社では評価面談というものがあると思います。その時、基本的には自分のやってきたことをアピールすると思うのですが、せっかくなので職務経歴書や自己PRに落としてみるのです。そうすると、面談のときにも上長に自分の特徴や功績を伝えやすくなります。

 

また、転職会社に踊らされない、という自信のある人限定ですが、その履歴書や職務経歴書を転職会社に登録して、情報を眺める、というのも自分の市場価値や新たな可能性、今後のキャリアアップの方向性を掴むのによいです。求人票を見ることで、自分に必要なものが何なのかを知るきっかけにもなります。

 

というわけで、今回は自分のスキルや長所を定期的に可視化する、というお話でした。

これ、やってみると結構大変(かつ書き始めは中々本質がでてこない上、やったことすっかり忘れていたりします・・・)なので、是非定期的にやって蓄積しておくことをおすすめします!

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