楽しい人生を送るためのキャリアカウンセリング

自分らしく生きるための考え方や感じ方のヒント

無理しない!嘘もつかない!断り方を身につけよう

こんなテーマを書いていますが、私は元々とても断ることが苦手です(爆)なぜ苦手なのかというと、相手をがっかりさせたくないから、というのが一番大きいです(せっかく私を誘ってくれたのに、、となってしまう)。でも、自分の本当の気持ちに逆らって何でもOKすることは自分のためになりません。
今日は断るのが苦手な人が、相手にも配慮しつつ自分のために断る方法について書きます。

■例えば、転職先でゴルフコンペに行きたくない場合、どうしますか
例えば、このような悩みがあるとします(自分がそのような状況だと仮定してください)
転職先で社内のゴルフコンペに誘われました。どうやらこのイベントは定期的に行われているようで、業務ではないものの周りも大体は参加する雰囲気です。上司は、「早く仲良くなってもらおう!」と善意で誘ってくれています。行っておいた方がいいのは分かっていますが、正直ゴルフはとても苦手で、丸1日潰してまで行きたくありません。

もし自分だったらどのように対応するでしょうか。きっぱり行きたくありません!とは言えないと考えると、選択肢は主に2つあるかと思います。
1.無理をしていく
これも仕事、という考えもあるかもしれません。しかし、行きたくもないものに丸1日時間を割かれるのは中々の苦痛です。また、行くまでの間も「行きたくないなぁ、、」という気持ちで過ごすことになり、その時間も苦しいかもしれません。
2.嘘をついて断る(体調不良や冠婚葬祭など)
うまくいけば無難に見えます。しかし、何かの拍子で嘘がバレた場合、信頼は失われ、最悪の結果となります。

また、二つに共通している問題点として、「今回の誘いに対する付け焼き刃の対策になっている」という問題があります。今後も同じように誘われた時、また無理をして行ったり、嘘をつくのでしょうか。

■第3の選択肢
こんな時、第3の選択肢を考えてみるのもありです。それは、嘘はつかず、しかし行きもしないやり方です。
まず自分の気持ちを見つめなおします。
行こうか悩むということは、会社で上手くやるためにある程度仲良くしてはおきたい、とういうことです。
しかし、貴重な休日を、苦手な運動に費やすのは避けたい。
では、それを両方伝えてみるのはどうでしょうか。それも、お願いや断定ではなく、「相談」というやり方で。

 

「お誘いいただいてありがとうございます。早く仲良くなりたいので、とても嬉しいです。ですが、一点相談です。実はお恥ずかしいのですが、長時間外でやる運動がどうしても苦手なのです。。何か別の機会を設けさせてもらうことはできますでしょうか?」

ポイントは
・誘ってくれたこと(気を使ってくれた)に対してお礼を伝える
・仲良くしたいという気持ちを伝える
・結論を伝えるのではなく相談という形をとる
・代案を出す(自分の許容範囲内の代案を出せるとよりよい)
です。

 

相手の立場になってみると、善意で誘っているので、それにも気付かずばっさりと断られてしまうと気分を害する可能性があります。
ですから、まず善意に対して最大限感謝を伝えること、さらに「相談」という形式にすることで「何とかしてあげよう」という気持ちになってもらうことができます。
また、したくないこともしっかり伝えていますので、今後同様のイベントがあった際に回避しやすくもなります。

これは「アサーション」といって、相手の気持ちも自分の気持ちも大切にするやり方の一つです。
プライベートも含め使用しやすいので、ぜひ試してみて下さい。

 

なお、ここまで言ったにも関わらず「え〜来ないの?空気読めないなぁ」といった展開になったり、ましてや仕事にまで影響するような場合。
そもそも職場として合っていない可能性がありますので、長い目でどうするかを考えた方がいいかもしれません。。