楽しい人生を送るためのキャリアカウンセリング

自分らしく生きるための考え方や感じ方のヒント

「自分を変えたい!」変えられる人と変えられない人の違い

なやかや人のキャリアや悩みについて聞くことが多いお仕事をしていて、その中でよく聞く言葉があります。
それは


「自分を変えたい!」

 

やめたいのにやめられない悪習慣だったり、
前進したいのに進めなかったり、
嫌なことばかりに巻き込まれたり。
そんな時、人は「変わりたい」と願います。

 

ですが、実際に変われる人と変わらない人がでてきます。
最近この違いについて考えていたのですが、「一つにまとめるとしたらこれなんじゃないか」というものにたどり着きました。

 

それは
「自分の思考や失敗のパターンと向き合い、認め、行動を変えるかどうか」

…無理やり一つにまとめたのですが、3段階あります。

 

1.自分の思考や失敗のパターンに気がつく
なぜ前に進めないのか、なぜ同じ失敗を繰り替えすのか。この裏には自分の思考のクセや失敗のパターンが潜んでいます。
が、しかし。人は自分の失敗など認めたくないし、自分の思考のクセなんかできれば見たくありません。
そのため、気がつく一番大きなチャンスは、人からの指摘だったりします。(要は自分では気がつけないので悪習慣になっている)
1on1なり、友人からなり、何かで気がつくきっかけになる瞬間があります。
ここで「お前なんか何もわからないくせに!」となるか、「もしかしたらそうかもしれない?」と考えるかどうかが、まずは分かれ道です。

 

2.向き合って認める
パターンに気がついても、それを受け入れるのはきついことです。
大抵すぐには飲み込めません。反論したい、反発したい、向き合いたくなんかない。
でも、変わるために必要なのはこれではないのだろうか?
苦しいながらも真正面から向き合っているうちに、「ああ、これが原因だったんだ」と認める過程に入ります。

 

3.行動を変える、行動する
2.までいったらあとはやるだけです。が、分かるのと実際行動をするのには天と地ほどの差があります。「パターン」は長年かけて形成されてきたものが多いので、すぐに変えられるほど甘くはありません。
ここでパターンを変えられるのは、「行動」だけです。小さくてもいいから、実際に、パターンと違う実績を積んでいく。そうすることで、変わっていきます。

 

変わりたいのに変われない、という場合、この3つのどこかで引っかかっていることが多いです。
パターンに気がつけてない、気がついても認めたくない、認めても動きたくない。
まずは自分がどこでひっかかっているのかがわかることが、変わる第一歩です。

 

「自分を変える」というのは、何かしら過去の自分と決別する過程が発生します。
それが、「今までの自分を否定する」ような気持ちになるのかもしれません。

しかし、今までのパターンをでることは、今までの自分を否定することではありません。

表現が難しいけれど、少し外から「ああ、そこで引っかかってたんだね。十分頑張ったから、そろそろでてもいいんじゃないかな?」と自分で自分に声をかけるような、そんな過程なのかな、と個人的には思っています。

 

もし自分を変えたい!と思う時が来たら、こんなことを考えてみるといいかもしれません。

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