楽しい人生を送るためのキャリアカウンセリング

自分らしく生きるための考え方や感じ方のヒント

自己肯定感を上げることは筋トレと似ている

今年に入ってから筋肉をつけるためジムに通い始めました。

 

始めた理由としては、虚弱体質で体力がなく、体がひょろひょろなので、どうにかしたいな~と思っていたからです。

筋トレって本当に日々の積み上げで。急にムキムキにならないし、ちょっとさぼると元にもどっちゃうし、筋肉痛も痛くて嫌になることもあります。

で、この過程、自己肯定感低いところから上げる過程にすごくにているな・・・と。


というわけで、今日は自己肯定感を上げていく過程について書きます。

 

■不器用で自己肯定感超低いマンだったこども時代
今でこそ、「自分に自信がありそう!」とか「自己肯定感高そう!」と言われることが多くなってきましたが、いやいやいや。
「真逆」です。
本質的には本当~~にどんくさくて不器用な人間です。

50m走は10秒かかるし
夕飯運ぶのを手伝っている最中に運んでいるご飯を落とすし

先生や友達に言われたことを延々と気にして胃を痛めている

とても不器用な子どもでした。

それでも、「できないままじゃ嫌だ」と思って努力だけはしてきました。
勉強を頑張り、部活も頑張り、学校以外の活動もして。
それなりに結果は出たし、人からはそれなりに褒められたり認めてもらっていた方だと思います。

 

■自分はできない人間だ
それでも、どこかでずっとこんな気持ちがありました。

「自分はダメでできないから、頑張らないといけない」
「自分なんかを頼ってくれるのはすごいことだ。頼まれたことはできないと
嫌われてしまう」

高校になり、大学になり、社会人になってからしばらくしても、これらの想いはずっと私の中にありました。
みんなが信頼してくれているのは、みんなが嫌がっていた部長を引き受けたからだよね…自分は頑張らないときっと就職もできないから、とにかく色んなことに調整してみないと…早くスキルを身に着けないと私なんか特徴もないし…

努力して、どんなに周りの人が褒めてくれても、いつもどこか心は晴れませんでした。
「私が頑張らなくなったら人は離れていく」というような気持ちがいつもどこかにあったように思います。

 

■失敗で気がついた「自己肯定感の低さ」
で、そんなことをしている時に転機が訪れました。
人の頼みを断れなくて、仕事もプライベートも予定はぱんぱんになり、ダブルブッキングをしたり、どれもよいパフォーマンスを出せない、ということが続いたのです。

アウトプットが中途半端になることで、信頼も落としたと思います。
そして更に自己嫌悪へ…もう、最悪の負のスパイラルです。

どうにかしなければ!と反省して反省して、内省し、色んな本を読んで
振り返った末に行き着いた根本的な原因。
それが「自己肯定感の低さ」でした。

本にはこんなことが書いてありました。

「人から肯定をしてもらわないと自分を認められない」
「人からNOを言われると、自分自身がすべて否定されたような気分になる」

私のことだ・・・

そこには、「セルフトーク」について書いてありました。
セルフトークは、無意識に自分で自分にかけている言葉のことで、1日5万回ほども繰り返されているといいます。

当時の私の強いセルフトーク
「私はダメな人間だから、自分を犠牲にしても頑張らないといけない」
「できることがないと価値がない」
「頼み事を受けられている自分にしか価値がない(頼まれなくなったら終わり)」
でした。

 

■セルフトークを書き換えてみた!が。
本によると、これを書き換えるのが大事らしい。ふむふむ。
ということで、一旦書き換えてみました。

「私はダメな人間だから、自分を犠牲にしても頑張らないといけない」
→「今の時点で結構頑張っているし、できなくても大丈夫」
「できることがないと価値がない」
→「そのままの自分で十分価値がある」
「頼み事を受けられている自分にしか価値がない(頼まれなくなったら終わり)」
→「やりたいことをやればOK。大事な人はいてくれる」

 

これで書き換えられました!自己肯定感急上昇!やったー!

 

となればよいのですが、まあそんなことはまったくなく。

心が全くついていきません。なにせ、25年近くずっと自分にかけ続けていた言葉です。無理やり作った言葉よりも、ずっとかけ続けていいた言葉のほうが楽です。

 

■少しずつ現れた変化と、やってみたこと
それでも、少しずつ、本当~に少しずつ、変化がありました。
まず、自分のセルフトークに気がつくようになりました。
「あ、私いま頑張らなきゃダメって思ったわ」
「あ、今好かれたくて、やりたくないことやろうとしてるわ」
こんな感じで。

そうすると、前は何も考えずにやったり引き受けたりしていたことについて、一旦考えるようになりました。

 

加えて、その頑張ったことについて小さく日記に書くようにしました。
・レシートいらないですって言えた←最初本当にこんなんでした…
・今週会いたいって言われたけど、来週にしていい?と言えた
・今日は頑張るのをやめてマッサージにいったら良かった

 

そんなことをしている内に、自分がどういうときに無理をしてしまうのか、本当は何はやりたくて何はやりたくないのか、割と自分って頑張ってるのかも、と思えるようになってきました。

 

■成長は少しずつ。筋トレのようなもの
毎日うまくいくわけではなくて、超自己嫌悪デーもあります。
自己肯定感上がったと思ったら下がってると思う日もあるし、進んでるのか進んでないのかも分からないときもありました。
それでも、少しずつ自己肯定感は上がっていきました。

 

ポイントは

★自分の無意識のセルフトークに気がつく→必要に応じてそのセルフトークになった経緯も振り返って受け止める

★少しずつ改善チャレンジし、できたら自分も褒める

です。他人から褒められるのではなく、自分で自分を褒められるようになるのがポイント。

 

これ、筋トレみたいなものだなと。
1日では全然筋肉つかないし、鏡みてひょろひょろの自分にがっかりすることもあるし、そのくせ筋肉痛は痛い。
でも、1ヶ月続けてみたらちょっと体がしまってきている。
そんな感じ。

 

そして、それは今も続いています。少しサボると元の自分に戻ってしまいそうになるので、今も毎日日記を書いて、セルフトークに気がついたら修正。(たまにコーチング→筋トレでいえばパーソナルトレーニングの力も借りる)

 

だから、今自己肯定感を上げたいと思っているのに中々上がらなくて苦しんでいる人にも、大丈夫ですよ!と伝えたくてこれを書きました。

 

上げていく過程は苦しいけど、その苦しんだ分人に優しくなれると信じて、前にいきましょう💪

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