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自分らしく生きるための考え方や感じ方のヒント

自分の価値を可視化!転職しなくても履歴書・職務経歴書は最新にするのが吉

毎日毎日、仕事、忙しいですよね。

やらなければいけないことも頼まれていることもいっぱい・・・気がついたら今の会社や部署にきて◯年?あれ・・・そういえば何やってきたっけ。あの仕事を受注ときは嬉しかったな~でも、どうやってとったんだっけ。何か色々工夫したり頑張った気がするけど、忘れてきちゃったなあ・・・

 

はい!!もったいない!!!!それ、最高にもったいないです!!!!

 

というわけで、今日は働いている方、特に今の会社や部署に来て1年以上経つ方に、是非やっていただきたいことについてです。

一度、履歴書・職務経歴書を作ってみていただきたいのです。

 

言語化しないとあなたの長所は見えない

転職する気もないのに何故作るのか?それは、社内でチャンスが来た時、はたまた転職したいと思ってから作るのでは遅く、また、忘れるからです。

私達は日々、試行錯誤しながら、仕事をしています。しかし、それはきちんと言語化して記録しないと忘れていきます。例えば前職、私は北海道から九州まで、100名規模の新卒採用を一人で担当していました。これはすぐ思い出せるし、書けます。しかし、それを達成するために具体的に何をしたのか。その行動からわかる自分の強みは何なのか。その他にも、自分がすごいと言えそうなところはないか。。。

こういったことは時間をとって考え、かつ、書き出してみないと分かりません。

そして、異動や転職の時にプレゼンの必要のでる自分の価値というのは、結局はこの部分なのです。例えば

 

■100名規模の新卒採用を達成するにあたり行ったこと

・採用率を上げるため、新卒採用を有期雇用から無期雇用に変更する企画書を役員に提出し、承認(同業他社の情報を集め比較し、他社は既に取り組んでおり、リスクよりもメリットのほうが大きい事をプレゼン)雇用形態を正社員にしたことで学校やハローワークからのイメージが変わり、50人で頭打ちになっていた採用数を、翌年100名まで引き上げた。

・面接官マニュアルやリクルーターマニュアルを作成し、全国の面接に関わる担当に展開。それまでは面接官任せで面接していたため、学生から「ネガティブなことをいわれモチベーションが下がった」等の意見が出ていた。マニュアルを開始してからは「社員がとてもフレンドリーな会社」と言われるようになり、選考の参加率◯%上がった。

→問題を抽出し、改善案を企画実行するのが得意

■その他、アピールできそうなこと

・週3~5の出張をこなしながら、企画や内定者フォロー等も行った。面接の書類準備や面接調整等の事務はマニュアル化し事務担当に任せるフローを作った。

→業務の効率化ができる、フロー化できる。また、週3~5の出張を余裕でこなす体力と根性がある

・そもそも採用担当は初めてだったが、本を読んだり他社人事との交流会に参加し、どんな採用手法があるのかの情報を自分で仕入れ、それまでの担当がやっていなかったことも取り入れた(割愛しますが、一つ一つ具体例も上げるのがポイント)

→未知の業務でも自分で調べて追いつける。今までやっていなかったことも、達成のために目を向けられる

 

・・・など。こうしてまとめておくと、いざ自分の強みは何なのか、と問われた時にさっと出すことができますし、何か素敵な公募や求人のチャンスがあった時に「これは自分に向いているのでは?」というアンテナに引っかかりやすくもなります。(ちなみにそのまま面接対策にもなります)

逆に、言語化していないと、「何かプレゼンが得意な気がする」「事務でコツコツやるのが好きな気がする」というあまり相手に響かないPRになりがちです。

 

オススメは評価面談のタイミング

とはいえ、中々何のきっかけもなしに作るのは面倒ですよね。そこでオススメがあります。多くの会社では評価面談というものがあると思います。その時、基本的には自分のやってきたことをアピールすると思うのですが、せっかくなので職務経歴書や自己PRに落としてみるのです。そうすると、面談のときにも上長に自分の特徴や功績を伝えやすくなります。

 

また、転職会社に踊らされない、という自信のある人限定ですが、その履歴書や職務経歴書を転職会社に登録して、情報を眺める、というのも自分の市場価値や新たな可能性、今後のキャリアアップの方向性を掴むのによいです。求人票を見ることで、自分に必要なものが何なのかを知るきっかけにもなります。

 

というわけで、今回は自分のスキルや長所を定期的に可視化する、というお話でした。

これ、やってみると結構大変(かつ書き始めは中々本質がでてこない上、やったことすっかり忘れていたりします・・・)なので、是非定期的にやって蓄積しておくことをおすすめします!

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無理しない!嘘もつかない!断り方を身につけよう

こんなテーマを書いていますが、私は元々とても断ることが苦手です(爆)なぜ苦手なのかというと、相手をがっかりさせたくないから、というのが一番大きいです(せっかく私を誘ってくれたのに、、となってしまう)。でも、自分の本当の気持ちに逆らって何でもOKすることは自分のためになりません。
今日は断るのが苦手な人が、相手にも配慮しつつ自分のために断る方法について書きます。

■例えば、転職先でゴルフコンペに行きたくない場合、どうしますか
例えば、このような悩みがあるとします(自分がそのような状況だと仮定してください)
転職先で社内のゴルフコンペに誘われました。どうやらこのイベントは定期的に行われているようで、業務ではないものの周りも大体は参加する雰囲気です。上司は、「早く仲良くなってもらおう!」と善意で誘ってくれています。行っておいた方がいいのは分かっていますが、正直ゴルフはとても苦手で、丸1日潰してまで行きたくありません。

もし自分だったらどのように対応するでしょうか。きっぱり行きたくありません!とは言えないと考えると、選択肢は主に2つあるかと思います。
1.無理をしていく
これも仕事、という考えもあるかもしれません。しかし、行きたくもないものに丸1日時間を割かれるのは中々の苦痛です。また、行くまでの間も「行きたくないなぁ、、」という気持ちで過ごすことになり、その時間も苦しいかもしれません。
2.嘘をついて断る(体調不良や冠婚葬祭など)
うまくいけば無難に見えます。しかし、何かの拍子で嘘がバレた場合、信頼は失われ、最悪の結果となります。

また、二つに共通している問題点として、「今回の誘いに対する付け焼き刃の対策になっている」という問題があります。今後も同じように誘われた時、また無理をして行ったり、嘘をつくのでしょうか。

■第3の選択肢
こんな時、第3の選択肢を考えてみるのもありです。それは、嘘はつかず、しかし行きもしないやり方です。
まず自分の気持ちを見つめなおします。
行こうか悩むということは、会社で上手くやるためにある程度仲良くしてはおきたい、とういうことです。
しかし、貴重な休日を、苦手な運動に費やすのは避けたい。
では、それを両方伝えてみるのはどうでしょうか。それも、お願いや断定ではなく、「相談」というやり方で。

 

「お誘いいただいてありがとうございます。早く仲良くなりたいので、とても嬉しいです。ですが、一点相談です。実はお恥ずかしいのですが、長時間外でやる運動がどうしても苦手なのです。。何か別の機会を設けさせてもらうことはできますでしょうか?」

ポイントは
・誘ってくれたこと(気を使ってくれた)に対してお礼を伝える
・仲良くしたいという気持ちを伝える
・結論を伝えるのではなく相談という形をとる
・代案を出す(自分の許容範囲内の代案を出せるとよりよい)
です。

 

相手の立場になってみると、善意で誘っているので、それにも気付かずばっさりと断られてしまうと気分を害する可能性があります。
ですから、まず善意に対して最大限感謝を伝えること、さらに「相談」という形式にすることで「何とかしてあげよう」という気持ちになってもらうことができます。
また、したくないこともしっかり伝えていますので、今後同様のイベントがあった際に回避しやすくもなります。

これは「アサーション」といって、相手の気持ちも自分の気持ちも大切にするやり方の一つです。
プライベートも含め使用しやすいので、ぜひ試してみて下さい。

 

なお、ここまで言ったにも関わらず「え〜来ないの?空気読めないなぁ」といった展開になったり、ましてや仕事にまで影響するような場合。
そもそも職場として合っていない可能性がありますので、長い目でどうするかを考えた方がいいかもしれません。。

ギブ&テイク、「都合のいい人」にならないために必要なこと

私の周りには、周りのためを思って行動できる、「いい人」がたくさんいます。大抵、周りの人たちから好かれ、愛され、信頼されているのですが、その中で一部「何だかいつも損してしまう人」がいます。都合のいいときにだけ相談相手にされたり、信じられないような労働条件で働かされていたり・・・。一方で、他者に貢献しながらも、成功し、いいところを享受出来ている人もいます。今日は主に「何だかいつも損してしまう人」が損をせずに良い方向に行くには何に気をつければいいのか、ということについて考察してみます。

 

実際、ギバーは損している割合が多い

「GIVE&TAKE 与える人こそ成功する時代」という本があるのですが、この本では人には「ギバー(他人に与える人)」「テイカー(自分の利益最優先の人)」「マッチャー(損得のバランス重視の人)」がいると位置付けています。

そして、企業においてどのタイプがどのようなポジションを得るのかデータをとった結果、、、なんとギバーは平均よりポジションも給与も低いとでました。人のために時間や手間を割くからです。続けて平均的なポジションなのがマッチャー、そして、自分の利益を先に取るテイカーが平均より少し上という結果となりました。何ということでしょう。やはり、ギバーは損なのでしょうか。

 

最もポジションと給与が高かったのもギバー

しかし、ここには1つ面白い結果が抜けています。最もポジションと給与が高かったのも、ギバーの性質をもった人だったのです。よく考えると、人のためになることを考えられる、というのは、突き抜ければ人々のニーズを理解し、それを満足させることを考えるのがうまい、ということです。ビジネスでも、プレイベートで人の心を掴むのも結局はここが大事なので、ギバーは元々社会的に成功するのに必要な要素を生まれながらにして持っていると言えます。

周りを見ても、「あの人は物凄く活躍して、皆からも慕われて、おまけに成功している」という人はギバーの性質を持った人が多いと感じます。

 

何が道を分けるのか

それにも関わらず、なぜギバーは損する確率が高いのか。それはギブする先にあります。ギブする人は自分の力や時間を周りの人のために使います。基本的にこのような人は周りから好かれ、自分も困った時に助けて貰える確率も高まります。

しかし、これはギブする相手先が「良心的な感覚を持っている人や組織であれば」という前提です。ギブする相手が完全なテイカーだった場合、ギブする人は一方的に搾取される、という状況に陥ります。さらに、巧みなテイカーの場合、搾取されていることにずいぶん立つまで気が付かず、ギバーが完全に疲れ切ってから搾取に気がつく・・という事象が発生します。これが「いい人なのに何だか損ばかりしている人」です。

 

自分のギブとのつりあいを、客観的に考える

では、奉仕の精神を持つギバーはやはり搾取をされながら生きていくしか無いのでしょうか。そんなことはありません。1つ、気をつけるだけで、「疲れきる」までになってしまう状態を回避できると思うのです、それは「自分が相手にギブにしたことで得たテイク(だと思っているもの)は、本当に自分にとって釣り合いがとれているのか」を一度“客観的に”考えることです。

ギバーは「ありがとう!」や「頼りにしてる!」と言われるだけで満足してしまうことが多いですが、それは自分のギブした時間やお金や力、テイクした気持ちや体験、幸せと比べて、本当につりあうものでしょうか。ここで、「なんだかんだメリットの方が大きい!OK!」と心から思えれば、それは他の人が何と言おうと良いです。

ただ、この時に「あれ・・?なんだかおかしいな?」と感じたのであれば。一度立ち止まる余地ありです。

これは本当に個人的な見解なのですが、ギバーの人は自分の価値を他人に見出しがちな人が多い気がします。そのため、他人から評価をされるために動くことを、自分を大切にすることよりも優先する傾向があるように感じます。今日は疲れているけど、また困っていると言われたから相談に乗ってあげなきゃ、折角この仕事を任せたいと言ってくれたからやりきらなきゃ、という風に。

でもそういう時、一度断ってみてほしいです。本当にギバーのことが大切な人や組織なら、「疲れてる時にごめん!また別途」なり、「つい頼りすぎた、他の人に任せよう」となります。逆に、ここで、「ひどい・・」(ちなみにこちらの悩みやワガママは全然聞いてくれたことない)というような展開になったら。やめることを考えましょう。ちょっとずつでもいいので。

 

というわけで、今日はずっと思っていたギブ&テイク(主にギバー)について書いてみました。上手くまとまらなかったけど、他人のために頑張る人が、損しないようになるといいなと思います。

他人に自分と同じ強さや体験を強要するのは、自己肯定感が低い人のすることだと思う

先日、今までの職場で数々の修羅場をくぐり抜けてきた人とお話する機会がありました。

私とその方は激しい働き方や場面に多数遭遇していた関係で、「職場で何が起こっても大丈夫になっちゃったよね」という話題でひとしきり盛り上がっていたのですが、その中で、「自分は平気だけど周りのメンバーはきつそうな場面があった。自分のキャパ基準で考えるのはよくないと気がついた」という話がでてきました。

これ自体(気がついた)はいいことなのですが、これのよくないバージョンを、最近色んな所で見るなと思ったのです。今日はそのことについて考えてみました。

 

自分はこんな風にやってきた。それができない人は甘い・間違いという考え

SNSで悲惨な労働環境を発信すると、「自分の方がもっと辛い、甘い」というマウンティングが発生するのをよく見ます。類似の現象はどこにでもあって、自分が残業して認められてきたので残業しない人は認めない、酒の席に付き合えないのはダメなやつだ、子どもをもたないなんておかしい・・・色んなことで溢れています。

でもこれって、言っている「その人」や「その人が生きてきた環境」が基準になっていることが殆どなんですよね。そして、その基準が正しくて標準である、という前提の元、そうでない人はダメという論理です。何故この様な発想になるのでしょうか。

 

自分と同じ基準でないとダメ→自分が正しいと思わないとやっていけない

自分の基準が正しくて、そうでない人はダメ。眼の前で言われるとすごく強く、またこわくも見えます。しかし、その方が何故そのように言うのか理由を考えてみると、実際はすごく弱くて自信がない人なのだということが分かります。

 

自分と違う基準や価値観がある

それを認めたら自分のやってきたことや自分の価値が脅かされてしまう

自分の価値を守るにはそれ以外は間違いで自分以下だということを主張するしかない

 

これがマウンティングや攻撃の原理です。

しかし、実際はそこに力を使ったところで世の中も人も変わっていくし、色んな人がいて価値があるのも変わりません。それならば、なるべくフラットに物事をみて、最適な方法をとるのにエネルギーを使う方が楽で楽しいのではと思うのです。

 

基本的に正しくない意見はない。が、しなやかな方が楽

私は、基本的には「正しくない意見はない」と考えています。

そりゃもちろん、女は家に入ってるのが一番いい、とか言われたら超むかつきます。気に入らないし、受け入れるのは無理かもしれません。けどそれをもってその人が「間違っている」とは言えないと思うわけです。

なぜなら、その人にはその人がそう思うに至る何か理由があるわけで、そこも知らずに間違っている、というのは違うと思うからです。

もちろん聞いた結果やはり理解できない、となることはあるかもしれませんが、そういう考えの人がいるという勉強にはなりますし、全く相容れずお互い不快なら親密な関係にはならなければいいだけの話です。

 

しかし、はじめから正誤だけで話を進めようとすると、同じ考えの人からしか認められず、それ以外の人たちからは認められることも認めることもありません。ほとんどの人が考えも価値観も違うこの世で、それはとても勿体無い。(頑なであればあるほど色んな人から相容れないし理解したくもないと思われる確率が上がって人が離れていくので…)

おまけに結局は「自分が正しくないと困るんだー!」という弱さをさらけだしていることになるので、何だか、かっこよくないなぁ、と思うのです。

 

強さと自信があるほど多様な価値観を認められる

ちなみに、私の尊敬している元上司は、「あなたの転職は残念だったけど、今活躍していて楽しそうだ。してよかったね。自分は1個の会社で働いてきたけど、今はそれがスタンダードじゃない。外にでたら通用するかなあ、とか心配になるよ。もし困ったら雇ってよ笑」と笑顔で言っていました。(自分が40になった時、辞めた部下にこんなこと言えるだろうか…)

本当の強さと自信を持っている人は、他を否定することで自分の価値を主張する必要がない。だから他の考えや生き方を見て聞いても、認めて、ニカっと笑えるんだと思います。そしてそんな人はとっても素敵だなと思うのです。

 

私はまだまだ人間が小さいので、色んなニュースや他人を卑下する言動を見て「はあ!?」と憤ることもたくさんあります。が、少なくとも、自分の価値を守るために他人を攻撃する、という手段はとらないようにしたい!と思う今日このごろなのでした。

なぜ若い内に色んな経験をした方がいいのか

「若い内に色んな経験をしろ」「沢山学べ」これってすごくよく聞きますよね。説教臭いなあ・・なんて思うと思うのですが、それでも言いたい。若い内に色んな経験をすると、すごくいいことが沢山あると。

どんどん体力がなくなるからとか、時間がなくなるから、とかではなくて、それよりもっと大切な、いいことがあるからだ、と大人になって気が付きました。今日はそれを伝えたいです。

 

経験が経験を呼んでくれる

昔から好奇心旺盛で、小学生の時、習い事に沢山チャレンジしました。ピアノ、バトン、習字、水泳、バトミントン・・・。音楽は得意で、運動がとても苦手でした。ピアノはよく伴奏者に選ばれていたけれど、バトンはいつも1番後ろの端にされていました。短距離走もビリッ欠。選ばれる誇らしさも、選ばれない悔しさも知りました。

中高生。「英語が上手いね!」とおだてられた私は市や学校の交換留学制度の試験にチャレンジして、オーストラリアやドイツに行かせてもらいました。コアラは抱っこすると爪が食い込んで痛い、エミューは並んで走ると早すぎで超こわい。YESNOはっきりしないと怒られる。ドイツは戦争を反省するモニュメントが町のいたるところにある。日本にはない。国が違っても好きな人と苦手な人がいる。そんな事を知りました。

大学生。今度はアジア圏に行ってみたい!とフィリピンの山奥の村で植林をするサークルに入りました。水道もガスもお風呂もなくても豊かな生活と人に会いました。そのまま国際系のゼミに入って、日中韓について学び、韓国に合宿に行きました。そこで韓国人の学生に一目惚れ。韓国語が0ベースから半年で中級レベルになり、韓国に10回近く行って(※旅行や短期留学)、韓国の食べ物が大好きになりました。

・・・書ききれないほど、沢山のエピソードがあります。そして、そのエピソードは、ひとつひとつ新しいきっかけとなって、また新しい経験と素敵な人達と巡り合わせてくれました。ピアノを他の楽器や人とするととても楽しいからいまバンドをやっていて、あの時韓国語が話せるようになったから韓国に友達がたくさんできて、好き嫌いそこそこあったのが色んな所で色んなものを食べて、何を食べても美味しくなっていって。幸せが増えました。

 

本は、体験していないことを疑似体験させてくれる

私達はすべてを体験することはできません。当然ですが、すべての気持ちを分かることもできません。そんな時、それを補完してくれるのが本でした。小学生の頃、ユニセフの本を読んで地球の裏側でご飯が食べられない同じ年の子どもたちがいるのを知りました。戦争をしていた頃は何が起きていたのか?そもそも何故戦争がはじまったのか?恋愛すると頭の中はどうなってしまうのか?北極では人はどうやって暮らすのか?何故この人は犯罪を犯してしまったのか?自分が体験していない、体験できないこと、自分では想像もできない環境や気持ちがあること。本はそれを教えてくれました。

だから、私は本を読むことが大好きで、本はとても大切な存在です。そして、本やテレビで日本の親子に関わる問題を知ったから、私は今のNPOにいます。

 

経験したり、学ぶと、たくさんのことが「自分ごと」になっていく

長くなりましたが、経験したり学んだりすると、周りで起きている色んな事が「自分ごと」になっていくのだと思います。行った国で何かが起きると、そこにいる友人たちが心配になり、政治についても気になる。自分とは全然違う考えでも、そのような状況にあればそのような考えになる可能性があることが想像できる。こんな事をすると、人は元気になってくれるということが分かる。

それは、周りに無関心で時間を過ごすよりも、多分とてもおもしろくて、素敵なことなんじゃないかと。そして、その範囲を広げれば広げるほど「幸せと興味のボーダーライン」はどんどん下がって、色んなこと興味と幸せで溢れていく、そんな風に思うのです。

 

それが、若い内に増やせれば、より長く人生の面白い部分を増やせる。だから若い内に経験したり勉強したりしたほうがいい。これが私の個人的な意見です。

いくつになっても遅いなんてことはない、ただ、早いほうがお得だ、そんな風に思っています。

 

多分一生、すべてのことを知れることはないし、わからないことだらけだと思うけれど、生きている限り、知ることのできる感情を経験を学習を、思い切りしていこう。そんな風に思っています。f:id:caorin-career:20180410204604j:image

配属先や転職先で一刻も早く馴染んで活躍するための立ち回り

4月も2週目。早い方だと1週目で集合研修が終わり配属された方、中途入社や異動でも怒涛の挨拶回りやPC設定等終わり自分の業務を始める、という段階の方も多いのでは無いかと思います。

この、配属されて初期の立ち回り、とても大事です。転職3回、なんだかんだ早い段階で馴染むことができた経験といくつかの失敗談を踏まえ、極力早く溶け込み、かつ極力早く存在感を出していく方法を書いてみたいと思います。

 

1.とにかく最初は自分のやり方は一度捨てる(行った際のやり方を覚える)

最初はとにかくコレです。私達はそれぞれ自分のやり方や考えがしみついています。中途の方は「前の会社のやり方」、学生ならば「自分の習慣や考え方」が強くあります。しかし、配属されてしばらくはここを一切忘れるのが、逆に1番早く自分色を出す近道なのです。

3回転職した私が、最も地雷ワードだと感じた言葉をお伝えします。それは「前(の会社)はこうだった」です。その会社、部署にはそこが積み上げてきた経験・それを元にしたルールがあります。もちろん、それが全部正しいなんてことは絶対にありません。新卒の方なら「この研修やルール意味あるの?」なんて感じることもあるでしょう。しかし、そのルールを理解しない者がした提案は、それがどんなに合理的なものであっても「あなたはここのこと分かってないから」の1つで却下されうるものになってしまいます。その提案が正しければ正しいほど、この時点で却下されるのは勿体無いことです。

まずは、そこのルール、そのルールになった背景をとにかく素直に着実に把握します。ここで「ああ、この人はここのことをよく理解してくれようとしている、してくれた」という信頼を勝ち得て、初めて「こうしたほうがよいのではないですか?」が効きます。騙されたと思って徹底してみて下さい。

 

2.要人(キーマン)を把握する

これも後々意見を通すのにとても重要なことです。それぞれの会社や配属先には必ず「キーマン」がいます。それは管理職とは限りません。時に管理職よりも先に意見を聞いたほうが良い方がいる場合もあります。特に部署横断で物事をすすめる部署に行った場合、各部署の「キーマン」を把握するのが1番の近道です。

ちなみに以前のブログに少し書いたのですが、2社目の中国外資の企業に転職した当時、それまで人事が3ヶ月に1人やめていた関係でほぼ中国のメンバーで構成される開発部が全く人事のいうことを聞いてくれず、勤務表がでてこない→勤怠がいつまでも締められない→給与計算が無駄に1ヶ月かかる、という事象が発生していました。

ここで注意深く関係性を見ていると、開発部長が部の皆さんから大変慕われていることが分かりました。加えて、中国人の人間関係の本を読みました。どうやらこの方とお近づきになれば沢山のことが解決しそうです。そこで、お昼についていったり、何かルールを作りたい時はまずこの方に相談することにしました。すると、どんどん優しくなるどころか協力してくれるようになり、それにつれて他の中国メンバーもどんどん親しくなり、退職前にはほぼ中国人メンバーだけが呼ばれる餃子パーティーにまでよばれるようになりました。ちなみに3社目でも「役員の方々を説得したいならまずこの人を説得するといい」という方がいらっしゃり、先に相談するとすいすい提案が通るようになった、ということがありました。

このように、「絶対に外してはいけない人」をいち早く把握すると、後の仕事がやりやすくなります。

 

3.絶対に愚痴を言わない

これは2社目最初のときに学んだことです。私は基本的に会社の愚痴はいいません。しかし、一度だけ「言わされてしまった」ことがありました。2社目、「私を育てる」と言って採用した方が私の入社とほぼ同時にやめたのですが、詳しく言うと引継ぎの関係で1週間だけかぶっていました。私はOJTになるはずだった人を失うことを把握しつつわけもわからないまま、とにかく吸収するのに必死で、それでも、習得したかったことではあったので自分なりに楽しく取り組んでいました。そんな時、こういう風に聞かれました。「大変でしょう?こんないきなり全部やらされて」と。

私はいや、まさかあなたが辞めるとは・・と思いつつも、「いえ!こういう修羅場っぽいの結構好きなんで!」と応えました。お姉さんはとても不満そうでした。

そして、業務を引き継ぐ度に「大変でしょう?」と聞かれました。本当に毎回聞かれます。仕方ないので、一度だけ「まあ未経験なのでそれなりに大変ですけど・・」と応えました。その次の日、上司に呼ばれました。

「なんか大変で辛いんだって?大丈夫?」

「えっ全然平気ですけど・・」

どうやら、大変だ、と応えたことをいきなり業務を押し付けられてすごく苦しんでいる、という話にされてしまったようです。(ちなみに上司以外にも言いふらされていた)幸い上司は「不満持って辞める人の話だから無視しとくね~お互い何言われても無視しよ!」と言ってくれ、すぐ誤解は解けたのですが、マイナスな情報ってどんなに小さくてもどう伝わるかわからないな・・と恐ろしくなりました。

それから、どんなに強がりでも社内ではマイナスのことは絶対に言わないことに決めました。溜まった時は一切関係ない友人や家族に言って終わり。それ以降この手のトラブルは一切ありません。※もちろん、信頼できるOJTや上司に困っていることを相談するのはアリです!ただそれ以外の人は基本的にやめておくに越したことはない。

 

今の組織に来てからは、入った当初から「で、あなたの意見は?」とすぐ聞いてくるような社風だったのでここまで気を使ってないのですが、少なくとも一般企業ではこれらは全部当てはまりました。もし、今新しい環境に配属されて上手くやっていけるか不安、もしくはちょっとちぐはぐしている感じがする、と感じられる方は、上記チェックポイント、ちょこっと覗いてみて下さい。

在宅・フレックス、、様々な働き方を実際にやってみて感じたこと

ええと、明日は在宅勤務なので朝ゆっくりできるな。中抜けで走りにいくのもいいかも。あ、そういえば水曜は友達に誘われたクラウドファンディングのイベントがあるんだっけ。17時であがろう。副業の準備もしたいから来週は基本的に朝早めにいって早く上がるかな・・

という訳で、これは一例ですが、転職してから私はこんな感じの働き方をしています。

やっとこんな働き方が当たり前になってきたのですが、元々は超出張族でほぼ始発の飛行機や新幹線に乗って帰宅は22時過ぎ、何なら泊まりで帰れない、という生活をしていました(出張好きだったので、今少し恋しいくらいには楽しかったんですけど)

今日は働き方を変えられるとこんな効果があるのか!と感じたことを書いてみます。

 

1.フレックスタイム:余計なプレッシャーがなくなり、生産性があがる。新しいコミュニケーションがとれる

フレックスタイムとは、月全体の労働時間は所定労働時間✕出勤日数と決まっており、それを満たせば業務の開始と終了時間は自由、という制度です(22-5時の深夜早朝は禁止)。今は試験導入中ということもあり10-15時のコアタイム(出社しないといけない時間)ありでやっているのですが、例えばこんな効果がありました。

・出社退社時間がずらせるので、電車が1番混み合う時間に行って疲れる必要がなくなる。また、電車が遅延していても「ああ・・・またとまった・・間に合わない・・」等無駄にハラハラする必要がなく、堂々と出社して気持ちよく業務開始できる

体調や業務量に合わせて調整できる。「今日は体調悪めだから早めに切り上げて、明日早くこよう」「今日はイベントで遅くなっちゃったし疲れたから明日は遅く出社しよう」等。

・部のみんなで15時終わりにして卓球大会→飲み会の歓迎会を行う等新しいコミュニケーションがとれる(これだと夜はお子さんのお迎えがある人も気にせず参加できる!)

 

働く時間を自分で選んでいるので、要は「やる気も集中力もON」な状態できっちり業務に取り組めるのです。また、今までの時間帯だと中々一緒に遊びに行ったり飲みに行ったり・・というコミュニケーションが難しい方とも新しくコミュニケーションがとることも出来ます。お子さんのいる方はお子さんの行事に合わせて上手に活用している方も多いです。

ちなみに私は導入後、少なかった残業がさらに減りました。昨日多めに働いたなあ・・と思ったら翌日早く帰ったりしていたからです。使い方を正しくすれば、経営側にも多大なメリットのある制度だと思います。

 

2.在宅勤務制度:とにかく集中できる!そしてフレックスとの組み合わせで可能性無限大

在宅勤務制度は、その名の通り自宅で仕事をする制度です。現在は週1回分(8時間)が在宅勤務に使っていい時間なのですが、これを分割で取得することも可能です。例えば、一旦15時に切り上げて、用事を済ませて、自宅に移動してまた作業開始・・等もありということです。

在宅勤務のメリットは終日とれば通勤時間がいらないこと、そして何より、取得中はひたすら業務に集中できることです。

基本的にコミュニケーションを取るのが大好きなのですが、資料作成、企画業務等、とにかく邪魔されずに打ち込みたい業務もあります。しかしオフィスにいると電話がかかってきたり、会議があったり・・と中々まとまった時間がとれません。そのため、私は週1の在宅勤務DAYを作り、そこに集中したい業務をぶち込みます。例えば、データが分析が必要な資料や提案書作成、求人票等文章を書かなければいけない業務、採用関係の細かな事務等です。こういうものって、周りからの中断が無いほうがクオリティも高くできる上、効率がいいんですよね。(※ちなみに社内にいる時もイヤホンをしているときは話しかけないでの合図として、なるべく話しかけないルールはあります)

お子さんのいる方は、まとまって1日ではなくバラバラでとって、お迎えや保育園の行事等とうまく調整している方も多いです。選択肢が広がりますよね。

 

様々な働き方を導入する最大のメリットは本人の選択肢が増えることで業務効率が上がる=結果会社にとってもメリットがある、ということである

たまに大きな誤解があるのですが、働き方に関する制度制度は福利厚生ではありません(と少なくとも私は思っています)働く側が事情に合わせて働き方を選べることで、やる気や効率を上げられること、そして優秀で勤務をしたいと思っているのにできなかった人が、働き方の工夫により勤務を継続できることがメリットなのです。正しく使えば残業が減る効果もあります。要は双方にとってメリットがあるからやったほうがいいという話なのです。逆に、そうでないと続かないのだと思います。

 

というわけで、今日はフレックスと在宅勤務のメリットについて書いてみました。他にも副業がOKなことで得られたメリット、子連れ出勤OKで色んなお子さんが会社に来ることで感じたこと等まだまだネタがあるので、おいおい書いていきたいと思います。

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