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アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」からみる、仕事のやりがいのみつけ方

こんにちは、真面目な記事が続きましたが、実のところ毎期のアニメは必ず一通りチェックしているアニオタ・きゃおりんです。たまにはアニオタらしくアニメに関する記事を書こうと思うのですが、このブログはキャリア関係をテーマにしているので、そのテーマに関連するところで書いてみたいと思います(謎)

※原作の大事な部分には触れないように書いていますが、完全にネタバレ嫌な方はここでブログをお閉じ下さい

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は「けいおん!」等で有名な京都アニメーションが制作した、2018冬アニメの名作です。軍人として任務のためだけに生きてきた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン(以下ヴァイオレット)が、自分を守ってがれきの山で行方不明になった「少佐」が最後に言った「愛してる」の意味を探るため、「全く別の仕事」につき、生きている意味、愛しているとは何なのかを見つけていく物語です。

この「全く別の仕事」というのが、クライアントの気持ちを届けたい人への手紙にする代筆サービス、というお仕事なのですが、ヴァイオレットは兵器として育てられてきたので、そもそも人の気持ちが分かりません。人の気持ちが分からないので当初はとんでもない内容を書いてしまい、お客様からはクレームの嵐。それでも、ヴァイオレットはこの仕事に真摯に向き合い、次第に頭角を表していきます。この、ヴァイオレットが頭角を現していったのに、私が個人的に仕事でやりがいを見つけるポイントだと思うことを書いていきます。

 

1.言われたことをとにかくやってみる、続けてみる

ヴァイオレットは軍人だったこともあり、「任務」についてはまずやります。人の気持ちを感じるのは苦手でしたが、手紙を打つためのタイピングはいち早く習得し、周りを驚かせます。そして、「できないかも・・・」という恐れを抱くこともなく、まずやってみます。向いてないと言われてもやります。その内に、「言葉の裏にある本当の気持ち」が分かるきっかけとなる出来事に出会います。ここでのポイントは「恐れずやってみたこと、やり続けたこと」です。そのことで、1番苦手だったことを突破するチャンスを得ていきます。

 

2.分からないことは分からないという

ヴァイオレットは空気が読めない程素直なので、とにかくわからないことはわからないと言います。初めは途方にくれる周りでしたが、次第に周りも「なんとかしてやらなきゃ」「この子が気になる」となってきて助けてくれるようになります。「分からない」はとてもいいづらいことですが、同じ事を何回も聞く、ということでなければ、聞かれている側も嫌な気持ちになることはありません。ごまかすのではなく、ひたすら素直であったことが周りを動かしました。これも、ヴァイオレットが「人の気持ちが分からない」というハンデを乗り越えるきっかけの一つになりました。

 

3.自分から行動しだす

人の本当の気持ちが分かり始めたヴァイオレットは次々に手紙で人々の心を救い出します。ここにきて、ヴァイオレットに変化が起きます。言われたことをやるのではなく、言われていないことを自分で考えてやりだすのです。そして、その自分で考えてやったことが次々とクライアントや、クライアントが手紙を届けたかった相手に響き、ヴァイオレットは引っ張りだこの人材になってゆきます。ヴァイオレットのやったことは、どれもクライアントの想像している以上のことだったのです。

 

初めての仕事、しかも自分が手を挙げたわけでもない仕事にアサインされることは、仕事をしていれば一定数、確実に起きます。そんなとき、「やったことがないから・・」と嫌な顔をするのではなく、興味をもってまずやってみる、分からなければ素直に聞く、慣れてきたら自分なりに工夫をしていく、とやっていくと、次第に「やりがい」が見えてくることがあります。正直、1,2,の段階では面白くないことばかりです。しかし、「3」の段階、自分の考えを仕事に反映してそれで結果が得られる段階まで来ると、仕事はとてもおもしろくなります。

 

これは、「どんなに嫌な仕事でもずっとやり続けてください」という意味ではありません。どうしても「合わない仕事」というのは一定数存在し、それは仕事を替えるべきこともありますし、それを避けるために以前の記事で紹介したようなことをしていくことが大事です。

しかし、それ以外の「まだやり方が掴めていない、やりがいを感じられる段階までやっていない」状況で仕事を投げてしまうのは、非常に勿体無いことです。

 

もし、今の仕事がイマイチ「合っていない」気がするそんな時、少しだけ、今自分がどこの段階なのかな、と考えて、少し前向きに考えてみると、新しい自分が見えてくるかも知れません。

 

はい、後半真面目になりましたが、「ヴァイオレット・エヴァー・ガーデン」はまるで映画を見ているかのような作画クオリティ、一つ一つの話の重みがあいまった素晴らしい作品です。極力ネタバレになるようなことは避けて書きましたので、視聴まだの方は是非ご覧になってみてください!

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